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秘密の恋。

第6章 早朝の営業所

とりあえずの謝罪と、今後の不測の事態に備えた連絡先交換が終わると、友香はある事が気になった。
「そういえば、木村さんって毎朝こんなに早いんですか?」
「渋滞が嫌いなんですよ。だから早めに来て、誰もいない事務所でのんびりするんです…」
「すごいですね!私、今日は絶対一番乗りだと思ったのに…」
「でも、寺嶋さんが来た時間と2、3分しか変わらなかったですよ」
「そうなんですか。あ、ちょっと待ってて下さいね!」
友香はそう言い残すと事務所から出ていった。

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