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「今までにも何人か君のような男が現れたよ。
　そのうちの何人かにアミを貸し出すことにした。アミが誰かを選ぶならそれでいいと思っているが
　まだ、そんな男は現れないようだ。

　アミのピアスを見たかい？

　誰がつけたか察しはついているがね。
　その男も堪えきれなくなったんだろう。
　自分のものだと言わんばかりだろ」

「あれは鷹取さんがつけたのでは？」

「違うよ。アミという女はそんなものをつけたくらいでは支配することなど出来ない。

　その証拠に私の前でもそのピアスを取ろうとはしない。彼女にとってあのピアスは何の意味もなさないものなんだ」

「アミはなぜ頑なに愛されることを受け入れないんですか？」

「それは私にもわからない。
　

　それでも彼女が欲しいか？
　決して自分を愛してはくれないぞ。

　そして自分の心とは裏腹に彼女を滅茶苦茶に貶めてしまうんだ。

　その苦難に耐えられると言うのかね」