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顧みすれば

第1章 なんで私が?

マンションに戻り
熱いシャワーを浴びる


まったく 何て日だ!


鏡の中には夜の女の自分がいる

クレンジングで夜の女を洗い流す
顔をあげるといつもの冴えない自分がいた

ちょっと自嘲ぎみに笑い

ただいまと自分に言ってみる


冷蔵庫から水をとりだし
グビグビと飲み干す

そうだ、今日はかなり飲んだんだ
明日も仕事だし黒丸飲んで寝るか

何だかよくわからない夜だった

ベットに横になってゲイバーでの出来事を思い出す。

最重要客っていったい誰なんだろう

そうだ!課長もいた!

まずい、まずい、私だってバレてないよねぇ

明日どんな顔して課長に会うのよぉ

会社クビになったらママに一生食わしてもらわなきゃ

そんなことを考えながら眠りに落ちていた

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