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顧みすれば

第15章 救出

その時彼女のなかから生ぬるい液体が勢いよく流れ出て中の白い液体をすべて洗い流した。

私が夢中で彼女のなかを掻き出していた指に彼女が反応したのだろう。

足の付け根から滴る透明な液に
思わず欲情してしまった自分がいた。


「ロイド王子お急ぎください」


扉の向こうの執事の声に
ハッとして我にかえり

彼女の鎖を解き
ベットのシーツを引き剥がし
彼女を包み抱き抱えた。

白いシーツがみる間に赤く血で染まってゆく


早くしなければ手遅れになるかもしれない。


私は執事に礼をいって
待たせていた車に乗り込んだ。

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