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顧みすれば

第15章 救出

拷問部屋の惨状を見て私は絶句した。

執事は静かに扉を閉め誰も来ないように見張りにたった。


鎖で繋がれた彼女に近づいた。

身体中に鞭で打たれた傷と
ナイフで切られたキズ

なかには深く抉られ骨まで見えそうな深い刺し傷まであった


「アミ... アミ...すまない」

私の双目から涙が溢れ止まらない

ずっと名前を呼びながら気を失っている彼女を優しく抱き締めた。


彼女の足元には彼女から流れ出た血と
男の精液が固まり

彼女の爪先からはいまだに血と精液が流れ落ちていた。

「うっ...  あうっ...」

それは小さな呻き声のようだった。

気絶してもなお動き続ける異物に反応している声だった。

私は彼女のなかからバイブを抜いた。
抜いたと同時に男の精液が溢れだした。

その精液を見た瞬間怒りと悲しみが同時にこみ上げ、彼女のなかに指をつっこみ夢中で掻き出した。

掻き出しても掻き出しても白い液体は無くならない

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