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顧みすれば

第18章 穏やかな時間

私はロイド王子からとても大切にされていることを感じていた。

言葉の端々に、動きの一つ一つにとても深い愛情を感じることが出来た。


このままロイド王子の愛に身を委ねてしまえば幸せになれるのかもしれない。 


心の傷に蓋をして

ロイド王子の愛に応えていけば
心のオリもやがてなくなり

少しずつ少しずつ
私もロイド王子を愛してゆくことが
出来るかもしれない。


それは大河のような愛

ゆったりと深く広い。


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