テキストサイズ

顧みすれば

第24章 新たな道

ーーーーーーーーーーー

私は何が起きたのかわからなかった。


ほんの数日前に生死をさ迷った彼女は




居なかった。




呆然と立ち尽くす 直哉





私はゆっくり状況を把握する。



ドクターとナースに彼女の行方を聞いた。



ところが初めて気付いたように慌て出した。



が、何かおかしい。



王のもとへ急いだ。



王はさも困ったように惚けた。




そして 私は気付いた。



直哉の父がいなくなっていること



スイスから呼び寄せたドクターが


いなくなっていること。




また、大人たちにしてやられた!




ストーリーメニュー

TOPTOPへ