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顧みすれば

第24章 新たな道

私は可笑しくなった。



やっと探し出した彼女は


バドルに拐われ



やっと救い出した彼女は


生死をさ迷い




そして忽然と姿を消した。



私はアミという女を思った。


私にとって彼女はやはり



紗英ではなく アミ だ



掴めそうで掴めない



男を翻弄する   アミ





私は彼女の行方に目星をつけた。



でも、直哉には教えてやらない。



それほど彼女の苦しみは深いのだから







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