顧みすれば
第3章 プロジェクト プロローグ
気付けば夜10時をまわっていた。
しかしフロアではほとんどの社員が残り、慌ただしく作業をしていた。
「もうこんな時間か」
課長が時計に目をやり呟いた。
「みんな、切りのいいところで今日はあがろう。来週のプレゼンまで残業続きになるだろうからな」
課長の言葉に作業に集中していた社員が伸びをしたり、首を回したりしている。
それぞれ帰り支度を始めた。
私もちょうど切りのいいところまで仕上がったのでパソコンの電源を落とした。
集中が途切れると急に疲れが押し寄せてきた。
今日は寝不足の上、二日酔いだった。
「佐々木、飯食って帰らないか?」
隣で作業をしていた松田くんに声をかけられる。
「ごめん、今日パス。早くかえって熱いシャワー浴びて寝たい」
「あ、お前二日酔いだったな」
にやけた顔でこたえてくる
「うるさいなぁ!
また、誘って。
お先に。お疲れ様」
荷物をもってデスクを離れた。
「お疲れ。また明日な」
松田くんは手を振って見送ってくれた。
しかしフロアではほとんどの社員が残り、慌ただしく作業をしていた。
「もうこんな時間か」
課長が時計に目をやり呟いた。
「みんな、切りのいいところで今日はあがろう。来週のプレゼンまで残業続きになるだろうからな」
課長の言葉に作業に集中していた社員が伸びをしたり、首を回したりしている。
それぞれ帰り支度を始めた。
私もちょうど切りのいいところまで仕上がったのでパソコンの電源を落とした。
集中が途切れると急に疲れが押し寄せてきた。
今日は寝不足の上、二日酔いだった。
「佐々木、飯食って帰らないか?」
隣で作業をしていた松田くんに声をかけられる。
「ごめん、今日パス。早くかえって熱いシャワー浴びて寝たい」
「あ、お前二日酔いだったな」
にやけた顔でこたえてくる
「うるさいなぁ!
また、誘って。
お先に。お疲れ様」
荷物をもってデスクを離れた。
「お疲れ。また明日な」
松田くんは手を振って見送ってくれた。