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顧みすれば

第28章 永遠の恋

私はプライベートジェットに乗り込み


ポケットから小さな赤い箱を出した。



蓋を開けると



一粒の大きなダイヤが輝いている。



ため息をつき


蓋を閉じた。




小さな箱を側近に渡した。



「これを売って


 貧しい村に学校を建ててくれ」


側近は驚く。


「売るのですか?」



「そうだ。


 持ち主のいない宝石など無用だ。



 しかし その宝石は違う使い方で


 永遠に輝く」


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