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顧みすれば

第31章 旅立ち

ながいながいハグをして
わたしとおじさまは離れた。


「では、おじさまごきげんよう」


「紗英ちゃんも元気で。

 困ったらいつでも戻っておいで」



私はにっこり笑って社長室を後にした。



重役フロアをエレベーターに向かって歩く


なんだか、すがすがしい気分だった。



新しい自分の扉を開いていく感じだ。



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