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顧みすれば

第34章 新たな扉



「ねえ 


 早くしないとフライトに遅れちゃう」



私はまだ寝ている直哉さんを揺り動かした




直哉さんの手が伸びて



私の手をつかみ



ベッドに引きずり込もうとする


「あっ ダメだって」



強い力で引っ張られ


私はベッドに倒れる



「いいよ 遅れても」



そう言って直哉さんは



私を抱き締めキスをする


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