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顧みすれば

第34章 新たな扉

「ナターシャ 


 紗英になかを案内してやってくれないか?


 ここは女子校だから

 王子と言えどなかには入れない」



ナターシャさんはニッコリ笑って


「ご案内します」


と私の前に立った。



「紗英、大丈夫か? 無理するな」



私は心配そうな直哉さんに笑顔を見せる



「大丈夫。行ってくる」


私はナターシャさんのあとについて


学校へと入った。


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