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顧みすれば

第36章 愛の国

無機質な鉄骨の建物に不似合いな


ハートの印




「紗英の願いは俺が叶える。



 紗英の願いを叶えた印」




私は言葉もなくそれを見ていた。



「俺だけじゃない


 あそこには武骨な男たちの愛が詰まっている


 単身でやって来た男の家族への愛


 技術で世界を救いたいという愛


 いろんな思いがあるが


 プラントとしてそれが形になったんだ」




「男たちの愛」


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