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顧みすれば

第36章 愛の国

灼熱の陽射しを照りつけていた



太陽が沈むと



辺りを静寂が包む。




振り向くとプラントの上には



蒼い月が出ていた。



パッとプラントにライトがついた。



澄んだ空気のなかで


その光はキラキラと輝いていた。



「紗英、おいで」



直哉さんが歩き出す。



「ここからプラントを見て」



直哉さんが指差す方をみる。




「... ... え?!」




「これが俺の 愛 」




ライトアップされたプラントの


ある角度からみると


微妙にピンクに光るライトが...





それはハートをかたどっていた。


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