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顧みすれば

第37章 世界一美しい島で

胸の奥からくすぐったいような



しあわせという感情が



溢れ出てくる。




私の舌を絡めとっていた



直哉さんの舌が首筋を這う



「あっ ふぅ...」



吐息が漏れる




「紗英 


 生まれたばかりの紗英を見たときから


 俺は紗英に恋していた。



 白くて目鼻立ちの整った紗英を見て


 胸がドキドキしたのを覚えてる」




「赤ちゃんの私に?」



何だかおかしい。




「ああ。綺麗だとおもった」



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