顧みすれば
第5章 イントロダクション
「なるほど。石田さんの意向はわかりました。
設計部としてはどうしたいですか?」
「それは、もちろん最新のものを作りたいですよ。世界に自分達の技術を見せる機会ですから」
石田さんは前のめりだ。
「わかりました。今回は山下商事へのプレゼンですから細かい内容でなくてもいいんです。
ただ、伝えたいのは最新技術を導入したいこと。でも、現地では難しくなりそうだということですよね」
「そうなんです」
「ならば、そこは山下商事への協力を仰ぐという方向にしてはどうでしょう。
であれば、わが社が山下商事を必要としている意味も強くなります」
「なるほど、逆手に取るわけですね」
「JV ですから他のゼネコンさんが融通利かせてくれるかも知れないですしね。
無理をせず他社を巻き込んだ方が責めを負わなくて済みますよ」
「そうかもしれないですね。では、設計はこのままいきましょう」
「わかりました。企画書には山下商事への協力を仰ぎたい旨を追加します」
ふとみると洋子ちゃんがポカンと口を開けて石田さんを見つめていた。
設計部としてはどうしたいですか?」
「それは、もちろん最新のものを作りたいですよ。世界に自分達の技術を見せる機会ですから」
石田さんは前のめりだ。
「わかりました。今回は山下商事へのプレゼンですから細かい内容でなくてもいいんです。
ただ、伝えたいのは最新技術を導入したいこと。でも、現地では難しくなりそうだということですよね」
「そうなんです」
「ならば、そこは山下商事への協力を仰ぐという方向にしてはどうでしょう。
であれば、わが社が山下商事を必要としている意味も強くなります」
「なるほど、逆手に取るわけですね」
「JV ですから他のゼネコンさんが融通利かせてくれるかも知れないですしね。
無理をせず他社を巻き込んだ方が責めを負わなくて済みますよ」
「そうかもしれないですね。では、設計はこのままいきましょう」
「わかりました。企画書には山下商事への協力を仰ぎたい旨を追加します」
ふとみると洋子ちゃんがポカンと口を開けて石田さんを見つめていた。