顧みすれば
第5章 イントロダクション
「そんことないよ。
僕なんて毎日図面と睨めっこだからそれをうまく相手に伝えられなくて歯がゆい思いをすることも多くてね」
「そうなんですか?私なんて文系だから図面を引けるってことだけでも尊敬しちゃいます」
「佐々木さんにそんな風に言ってもらえるなんてうれしいよ。
ところで、さっきのプレゼンおかしいところなかった?
実はプロジェクトのプレゼンなんて初めてでさ。すごく緊張したんだ。ほかの人たちみんなうまいから」
少し照れながら話す石田さんは女心をくすぐる。
イケメンが弱いところをさらりと見せちゃうなんて反則だよね。
「とても分かりやすかったです。私は設計は全然わからないんですけど、何が最新技術で相手にとっていい技術を提供してるということが伝わってきました。
問題ないと思いましたけど」
「本当?よかった。
でも、気付いたこととかあったら遠慮なくいってね」
「わかりました」
「んー しかしいい天気だね」
石田さんがグーっと伸びをしながら笑顔を向けてくる
...
反則です。洋子ちゃんに怒られちゃう。
「さ、そろそろ戻りますか。
あんまりサボってると木下課長に怒られちゃいます」
「そうだね」
「あ 」
そういって石田さんが私の髪に触れた
「葉っぱがついてたよ」
「...ありがとうございます」
不覚にもドキドキしてしまった。
僕なんて毎日図面と睨めっこだからそれをうまく相手に伝えられなくて歯がゆい思いをすることも多くてね」
「そうなんですか?私なんて文系だから図面を引けるってことだけでも尊敬しちゃいます」
「佐々木さんにそんな風に言ってもらえるなんてうれしいよ。
ところで、さっきのプレゼンおかしいところなかった?
実はプロジェクトのプレゼンなんて初めてでさ。すごく緊張したんだ。ほかの人たちみんなうまいから」
少し照れながら話す石田さんは女心をくすぐる。
イケメンが弱いところをさらりと見せちゃうなんて反則だよね。
「とても分かりやすかったです。私は設計は全然わからないんですけど、何が最新技術で相手にとっていい技術を提供してるということが伝わってきました。
問題ないと思いましたけど」
「本当?よかった。
でも、気付いたこととかあったら遠慮なくいってね」
「わかりました」
「んー しかしいい天気だね」
石田さんがグーっと伸びをしながら笑顔を向けてくる
...
反則です。洋子ちゃんに怒られちゃう。
「さ、そろそろ戻りますか。
あんまりサボってると木下課長に怒られちゃいます」
「そうだね」
「あ 」
そういって石田さんが私の髪に触れた
「葉っぱがついてたよ」
「...ありがとうございます」
不覚にもドキドキしてしまった。