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顧みすれば

第39章 真の愛

「それを紗英さんに言えば分かると


 お分かりになりますか?」





私は溢れる涙を堪えることができず



返事もできずに



ただただ口に手をあて泣いていた。





「お母さま?」




真愛が驚いて私を見つめ




サーデク王子が様子を伺うように


私を見ていた。



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