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顧みすれば

第39章 真の愛

「大丈夫」



直哉さんが私の肩を抱いてくれる。




私は体を直哉さんに預けた。



膝から力が抜け


立っていられなくなったのだ。




私を抱き締めたまま


茫然とする二人に声をかけた。




「驚かせてしまったね。


 二人とも中へ入って。


 みんなお待ちかねだよ」



二人を中には入るよう促してくれる。



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