テキストサイズ

顧みすれば

第39章 真の愛

「直哉さん 意味がわからない


 私は貴方を愛してるのよ」




私は直哉さんを見つめた。




「わかっているよ


 紗英の愛を疑ったことはない。



 でも紗英として生きられなかった君を


 生かしてくれていたのは


 紛れもなく アミだ


 そしてアミを救ったのは


 ロイドの愛だ」



直哉さんは苦しそうに唇を噛み締めた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ