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顧みすれば

第7章 プレゼン

周りを見ながら山下常務は続ける

「普通のサラリーマンの日常の方が俺には分からないんだよ。」

一同が面食らったような顔になった

「そのあとのホルモンも旨かったよ。」

山下常務は宮部さんにウインクを投げる

へぇー案外気さくな人なんだな。

「で、最後はゲイバーでしょ。ゲイバーはたまにいくからなんとも思わなかったけど

あの子、宮部さんの仕込み?!」

宮部さんは、首をブンブン振っている

私は変な汗が出てきて顔があげられない

「俺あの子連れて帰ったでしょ。
 車の中で無理矢理キスしたら、
 突き飛ばされて
 
 残念な男

 って、言われて逃げられたんだよ。
 キツかったなぁ。
 そんなことはじめて言われたからさ」

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