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シュールな関係

第1章 安い男


「ほかに誰がいるよの 

あなたの事よ!!


その手離してくれない?

いつまでも掴まれてると

キモいんだけど・・・」



「威勢のいい女もいいな」



この自信過剰の最低男!!

わたしの嫌味に

全くこたえてない?

それとも人に見せて喜ぶ

マゾ男なのかしら!?



「安い男って言ったけど

馬鹿も付け加えるわ」



掴まれた手を振り払って

ドアから飛び出した。



「はははっつ」

中からは軽快に

楽しそうな笑い声。




今日はわたしの厄日だ。


あ~なんて最悪な日なの


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