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シュールな関係

第26章 番外編 それは突然に…《晴人》

お願いしますっ!!


どうか どうか…

亜美ちゃんが居てる間は

姉ちゃんを起さないで下さい!


絶対に
起きてきませんように…


そして

大和も来ませんように…




かなり切実に願う俺




「ハル・・・ 

年末の掃除してたの?」


「うん 

窓ふきもほぼ終わったから。


部屋綺麗だろ?


後はこのテーブルの上のモノを

片付けるくらいかな?」


そう答えてると

亜美ちゃんがゆっくりと
ゴリラの壁掛けに手をかけ…

俺を見て―――…



「ダッサ~~~~~~~



何…何なの
この木彫りのガラクタの山

ほんと驚きのダサさ!


怖すぎるよ 
このセンス・・・

誰が買うんだろ


もらっても
これなら
飾れる訳ないわ



家にあるだけで邪魔

人にもあげれないし

バザーにも行けないレベル

置いてるだけで家の
風格落ちまくり…


凄い粗大ごみがたまって
いたんだ


持ってるだけで人格すら
疑われるよ 


さっさと捨てたら? ハル」




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