無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

痛たたたた・・・・っ！！


奥の席の女子達が

わたしを睨んでるの気付いてます？


彼女達から見たらわたしが

一之瀬さんのその笑みで

会話を楽しんでるよう

見えるかもしれないけど

誰か一之瀬さんを連れて行って

くれない？


絡まれるだけなのに・・・


だけど周りを見ると

返ってくるのは

冷ややかな視線だけで

まさに―――板挟み状態！



「一之瀬さぁ～ん　

飲みましょうよ～」


一之瀬さんを狙ってる一人


頬を少し赤らせながら

やって来たのは秘書課の森山留美

（もりやまるみ）


「あら・・・

先輩たち

ワイン飲むんですかぁ～？　

留美はお酒弱いけど

一緒に飲んじゃおうかしら・・・」


始まったわね

留美の可愛い子アピール

２２歳にもなって

‘’るみ～‘’って

恥ずかしくないのかな？