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シュールな関係

第26章 番外編 それは突然に…《晴人》

そう…

こんな性格の
亜美ちゃんだからこそ


姉ちゃんにちゃんと
紹介する時は


目の辺りにした大和に
協力してもらって…


計画的にしないといけない。


大好きな彼女何だから
俺がしっかり守らないとな!







「今度は姉ちゃんを
紹介するから楽しみにしてて

亜美ちゃんならきっと
仲良くなれるよ」


そんなことを話しながら

手を握り

澄んだ空を見ながら俺は

歩く。



「ハル…あたし

マーライオンの
キーホルダー欲しかったけど」


アパートから
離れたところで
亜美ちゃんがポツリと言う。


「えっ?

あれ欲しかったの?」


「うん

あれを買ってくるなって

姉さんいいセンスしてる。」



亜美ちゃん…


姉ちゃんのセンス…褒めてる?



「今度、新年会あるでしょ?


金銀銅の3色あったから

飲み潰れて

マーライオンみたいに

リバースする子が絶対出るから


その最悪ランキングを決めて

1位に金
2位に銀
3位に銅


…って受賞キーホルダーにして

渡したい」



「ぷっ

亜美ちゃんらしいね



じゃぁ 

それまでにキーホルダー

わたすよ」



いっしょにいて退屈しない



俺はやっぱり
こんな彼女が大好きだ。




□■□ END □■□







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