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覗いちゃダメっ

第9章 雨の結末



花「…」


部屋に戻り着替えると
窓を全開に開き床に横になった

田辺の匂い、温もりが残るベッドで寝る
そんなの絶対に嫌だった
無理だった


花「…助けて」


体を小さく丸め眠った花


その日、母が帰宅する事はなく
異変に気づかれる事はなかったが反対に
花の心には深い闇が
募っていった


花「…助けて…ま…」


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