覗いちゃダメっ
第2章 痴漢男と既婚者と
運転手「発車します」
花「…」
男性「…」
痴漢男を残しバスを降りた二人
だけど二人の間に…
花「…」
男性「…」
会話らしい会話は一言もなかった
花「…」
男性「あのさ」
花「はい」
男性「あの…痴漢男から助けるつもりが
こんな事になって…その…」
花「気持ち良かったですか?」
男性「えっ?」
花「私とセックスして気持ち良かったか
って聞いてるの、どうだった?」
男性「あ…良かった…よ」
花「私も」
男性「あの…でも俺は、その…」
花「今度はアナルじゃない場所でセック
スしましょう」
男性「あ、えっと…」
花「クスッ(笑)冗談ですよ、冗談」
男性「えっ、冗談?」
花「あなたとはもう二度と会いません、
明日からバスの時間ずらすし、もし仮に
どこかで会っても他人のふり」
男性「他人の、ふり…」
花「お互いの為です、だから…さよなら
既婚者さん」
男性「…さよなら」
花「…」