覗いちゃダメっ
第10章 熱にうなされて
紗耶香「大丈夫?」
花「ごめんね、色々と…」
紗耶香「クラスのみんなも心配してたよ
特に田辺君が」
花「そう…なんだ…」
紗耶香「もしかして花、田辺君と」
花「…ごめん…少し寝かせて」
紗耶香「そうだね、じゃあ私一回帰るか
らまたメールしてね」
花「今日は本当にありがとう」
紗耶香「うんっ」
花「…」
紗耶香が帰り
部屋に一人となった花
色々と思う事、考える事があったが
熱で頭がボーッとし意識を手放すように
再び眠った
花「…んんっ」
母「花ちゃん、おはよう、大丈夫?」
花「お母さ…」
目を覚ますと
当たり前のように母がいた
家を開けていたのにこういう時だけ母親
面をする
最低な母親だった
母「ごめんね連絡出来なくて」
花「紗耶香が来てくれたから平気…あっ
お風呂入りたいんだけど…」
母「すぐ準備するね」
花「…」
生姜湯を飲んで
一晩ぐっすり眠ったおかげで
熱は下がりすっかり元気になった花
熱は下がったが大事をとり
もう一日休む事に