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花「最後の日、政宗に私の初めての人に
なってって頼んだの、すごく驚いてたし
自分を大切にしろって言われた」

功一「…」

花「でも政宗以外の男なんて考えられな
かった、それに政宗にとっても私が初め
てでありたかった」

功一「…」

花「お互い何の知識もなかったから痛く
て気持ち良いなんて感じなかった、だけ
ど…」

功一「…？」

花「すごく幸せだった、すごく満たされ
た気持ちだった」

功一「…」


一緒にいられなくても
二度と会う事が出来なくても
花の心は政宗との思い出で満たされ幸せ
だった

不思議な事に


花「会えないのに幸せなんて変なんだけ
ど…でも」

功一「わかるよ」

花「…」

功一「俺も一緒だからさ…」

花「…ごめんなさい」

功一「何で急に謝るんだよ、調子狂うだ
ろう」

花「妹さんの事…」

功一「…」