覗いちゃダメっ
第3章 官能小説家と
教師「これでホームルームを終わります
寄り道せず真っすぐ帰るように」
花「…」
今日の授業は終了
有名私立の名門校だけあって
授業後の行動も色々禁止されている事が
多い
正直苦痛だった
だけどほとんどの生徒が守っていない
花もその一人だ
花「…」
店員「いらっしゃいませ」
花「…えっと」
学校帰りに立ち寄ったのは古本屋さん
寄り道は禁止されているが
学業に関する事
買い物は
基本的に許されている
花「…」
家に帰っても誰もいない
こんな日は決まって古本屋さんに寄る
買う本はない
だけど古本屋さんの匂い
独特だけど安心するこの匂いが花は好き
だった
花「…あっ」
気になる本を見つけた花
だけどその本は花の身長では届かない
場所にあり…
花「…どうしよう」