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覗いちゃダメっ

第15章 彼女の為に出来る事



拓海「じゃあ出発するよ」

紗耶香「う、うんっ」

拓海「…」

紗耶香「!!」


拓海が運転するバイクの後ろに乗り
花の元へ向かった紗耶香

乗り慣れないバイク
最初は服の裾を掴んでいたが
最終的には拓海の腰に腕を回し抱き着く
形になっていた


紗耶香「ち、ちょっと!!」

拓海「…」

紗耶香「ねえってば!!ねえ!!」

拓海「ごめん、何」

紗耶香「少しスピード落としてよ、今私
スカートだから見えちゃう…」

拓海「…」

紗耶香「何よ」

拓海「もう着いた」

紗耶香「えっ、えっ!?」

拓海「…」

紗耶香「本当に、本当にここなの…」

拓海「ここだよ」

紗耶香「…」


連れて来られたのは
紗耶香も知っている場所だった

花の住むマンション
だけど花の部屋はいつ訪ねても留守だっ
たが…


紗耶香「でも私、花の家には」

拓海「いいから黙って着いて来て」

紗耶香「…」


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