テキストサイズ

覗いちゃダメっ

第15章 彼女の為に出来る事



紗耶香「どれだけ心配したか」

花「ごめんなさい…連絡しようと思った
けど携帯手元になくて…」

紗耶香「携帯は私が持ってる、でも連絡
なんて携帯なくても出来たでしょう」

花「そうだけど…なんか怖くて」

紗耶香「何が怖いの?」

花「それは…」

功一「嫌われたと思ったんだよ、自分の
秘密を知られて普通じゃない、変だって
思うんじゃないかって」

紗耶香「花」

花「…」


紗耶香と会えた喜び
だけどそれと同時に不安もあった

みんながみんな
自分の性癖を受け入れてくれない
母のように否定的、軽蔑されるのが普通
一般的だ


だからきっと紗耶香も…


紗耶香「花のバカっ」

花「…」

紗耶香「そんな事で嫌いになるわけない
でしょう」

花「紗耶香…」

紗耶香「そりゃあ…ビックリはしたけど
花は花でしょう?」

花「…っう…うんっ…」

紗耶香「花は悪くない、悪いのはあの男
花を傷つけて泣かせたあの男だよ」

功一「…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ