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拓海「多分？」

紗耶香「だって…まだわかんな…」

拓海「じゃあさ…」

紗耶香「…？」

拓海「確かめてみようよ」

紗耶香「確かめるって…どう…」

拓海「…」

紗耶香「…！！」

拓海「こっち」

紗耶香「…」


その時
スタッフらしき声が聞こえ
拓海は紗耶香を連れ機材の影に隠れた

パッと見は見えないが
周りに見つかるのも時間の問題だ


紗耶香「…狭い」

拓海「ごめん…でもあんまり動くと周り
にバレちゃうよ？」

紗耶香「…」


バレたい
寧ろバレた方がいい

頭ではそう思っているのに体は…


拓海「…！！」

紗耶香「…バカッ」

拓海「それって褒め言葉？」

紗耶香「…」


体は拓海を求め
紗耶香は拓海の背中に腕を回し抱き着い
ていた

初めて感じる異性の温もり
その温もりに…


紗耶香「なんか…ホッとする…」

拓海「ありがとう」

紗耶香「…」