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覗いちゃダメっ

第5章 エレベーターで



警備員「怪我はありませんか?」

花「私は大丈夫です、ありがとうござい
ます」

功一「俺も平気です」

花「…」


いいところだったが
花が紗耶香に送ったメールから
マンションの管理人に連絡がいき救出に
至った

特に怪我などもなく
無事、脱出出来て何よりだった


紗耶香「花」

花「紗耶香、紗耶香が連絡してくれたん
でしょう、本当にありがとう」

紗耶香「ううん、花の家に電話したけど
誰も出なかったから…」

花「そっか…」

紗耶香「…」

功一「じゃあ俺、帰るから」

花「あ、うんっ…」

功一「…」


紗耶香がいる手前
話せないのは仕方がなかったが
あそこまでしといて素っ気ない気がする
花だった

だけど引き止められない
次の約束も取り付けられないのが
現実だった


花「…」

功一「花」

花「えっ」

功一「またな」

花「あっ…うんっ…」

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