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紗耶香「それで？」

花「で」

紗耶香「だからあの人とはどうなったの
付き合う事になった？」

花「別に何も」

紗耶香「何もって…何それっ」

花「だって…あれから会ってないんだも
ん、仕方ないじゃん…」

紗耶香「えぇ！？」

花「…」


避けているわけではないが
あの日以来、功一とは会っていない

あまり考えたくはないが避けられている
のかもしれない
功一に…


紗耶香「部屋知らないの？同じマンシン
に住んでるんでしょう」

花「階は知ってるけど何号室かは」

紗耶香「そっか…」

花「…」

理科教師「野崎、野崎いるか？」

花「今行きます」

紗耶香「何、呼び出し？」

花「日直だから後片付け手伝わなきゃい
けないの」

紗耶香「手伝おうか？」

花「ありがとう、でも大丈夫だから先に
帰ってて」

紗耶香「わかった、また明日ね」

花「じゃあね」