双子姉妹・恋と愛
第4章 相対性疑問
青山の「ラブリー」に女性のお客が店の商品を見て回る。
店員が近寄り、
「お客様、何をお探しでしょうか?」
「そうだね、ここの商品は皆ブランド品で揃えているのね、でも新人のデザイナーの作品ばかりですね、」
「お客様、良くご存知で、いかがですか、気に入ったデザイナーはおりましたでしょうか?お探しします。」
「いぇ、わたくしが探しているのは、ここの店長さんです。」
そのお客は、店員に名刺を渡して、店長の面会を頼んだ。
店員は、その名刺を見て、血相を変えて店長室へと向かった。
そのお客とは、
大友デパートの常務兼、宣伝企画開発部の部長
雄大 亜美
であった為、店員があわてていったのである。
すぐに店員がお客様を店長室へと案内する。
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