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行かないで

第4章 認めたくない現実

「お兄ちゃん………!?」


いままでにだしたこどがないような声がでた。
うらがえったかもしれない。
でもいまは、そんなのきにすることができない……



「あぁ?なんだよ~~??おまえうっせぇな~~~~!!!」

としょうにいがいった。
うつろな目で……

そう。
お兄ちゃんたちはシンナーをすってる……


「どぉせならおまえもやろぉぜ!!もうすぐ三年生なんだからよ?楽しな?」

つづけてけんにいがいう。
うつろな目で………


なんで……?買い物いってから、帰ってくるまで、なんで………

なんでこんなことに……

「はやくこいって」

もう二人の声なんかきこえない。
それくらいパニックだった。

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