君の隣に。
第1章 春
「ねぇ亜美!同じクラスだよ♪キセキだねー♪」
この子は私の親友の市川美希。
とても可愛くて優しい子。
「そうだね♪一年間よろしく!」
そう私は答えた。
…1の6…
私と美希は自分達の教室の中に入った。
─キーンコーンカーンコーン…
学校中にチャイムが鳴り響く。
私の席の斜め上の席…誰もいない…なんで?
─ガラガラッ
「うぃーすっ…ふぁぁ…ねみぃ…俺の席俺の席ぃ〜」
何…この人…入学初日からこんなだらしない格好…。
まともに制服も着れないわけ!?
「おっ♪ここかぁ…まぁまぁだな…てか、おっ大地〜♪俺の後ろの席なのか!よっしゃ♪」
うわぁ…無駄にテンションが高い…朝からってなのに…。
─ガラガラ
先生が来た。
「はーぃみなさぁんおはようございます!私は、三浦知恵子といいます。よろしくお願いします」
「わぁお!べっぴんさん♪」
「おい大地〜彼女睨んでるぞw」