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君の隣に。

第10章 怖さ。



「………はなしてよ!痛い!!」
「黙って俺の言うこと聞いてろ!!」

私は、知らない人に腕を掴まれて外に出た。
そこは駐車場。
きっと車の中に入れられる。


私の胸の中には、怖さしかない。
悠斗…悠斗…助けて…。
ずっとそう頭の中で祈っていた。
「入れ」
「きゃっ!!」
その車の中には男が2人居た。
「ヒュー♪可愛い子じゃん♪」


「何!?なんでこんな事するのよ!やめて!!出して!」
「抵抗しても無駄だよ♪」
「さっ…キスでもしよう」
男2人が笑いながらそう言った。
両サイドはもう知らない男。
私はもう終わった…そう思った。

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