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君の隣に。

第2章 ひかれるココロ。


入学してから4日ほど経った。

休み時間もお弁当を食べるときも私、悠斗、美希、大地…この4人で過ごしていた。

相変わらず美希と大地はラブラブで見てて腹立たしい。
悠斗は隣で牛乳をジューっと音をたてながら飲んでいた。
最近悠斗は髪を染めた。
金髪でとってもカッコいい…

私は悠斗の隣でお弁当を食べていた。
お母さんのお弁当はいつもおいしい。私の大好きなウインナーと卵焼きがいつも入っている。

ん…なんか視線が…って悠斗が見てる…。
なんだろう…
急に顔が熱くなる。
「ゆっ悠斗?」
「ん?」
「何ジロジロ見てるの?」
「いや…卵焼き旨そうだなぁって…」
それって…欲しいってこと?
「いる?」
「良いのか!?」
悠斗は目をキラキラさせながらそう言った。
「じゃぁはぃ」
私は箸で悠斗の口まで卵焼きを運んだ。
…ん?
これって間接キスってヤツですか!?
「あーん♪」
悠斗はそう言ってパクッと卵焼きを食べた。
「どどどっどう?」
心臓の心拍数が多くなる。
「うんめぇ!何これ…めっちゃおいしい!! ねっねっもういっこ頂戴♪」

え…どどどどうしよう…あげるか…


「はいどうぞ!!」
きっと私の顔は赤くなってる…
「さんきゅっ」
なんでそんなニコニコしながら食べるの?

これじゃぁ…私が悠斗のこと…
好きみたいじゃん…。

ん…?

す…好き…?

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