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4人で飲み始めると

さっきまでの空気感が一気にかわり

話が盛り上がりみせたところで

菜々の学生時代の話になった。

架『菜々さんって、昔はどんな感じ

だったんですかー？』

ケ『菜々はな、昔はほんと地味って

言葉が似合う女子だったな。』

ヤ『ほんとそうだな。

ダサい服着てたし、

モテるって言葉に縁遠かったな。』

架『ええー、いまの菜々さんしか

知らなかったのでまったく想像できないです。』

菜「たしかに自分でも認めるぐらい

地味だったねー。

だって、男の子こと嫌いだったし。

でも、ヤスシとケンジは愛李と仲良かったから

自然と4人で居る事多かったし。

あっ、ケンジ昔の写真が携帯にあったんじゃない？」

ケ『あるわ。ちょっと見てみるわ。』

ケンジは携帯の写メにみんなで

撮った写真を探して架純にそれをみせた。

架『ええー、これが菜々さん？

まったくいまと違うー。

菜々さんに悪いけど

ほんと地味って言葉が似合いますね。

でも、どこから菜々さんこんなにキレイに

なったんですか？』

ケ『これ撮ってからしばらく後に

菜々に彼氏ができたのがきっかけだよな。

そうだ、架純ちゃんこれ見て。』

ヤスシの携帯を架純にみせた。