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第2章 常連さまと私

案内所の奥は左右に個室が3つずつあり

奥に階段がある。

廊下を歩いているとプレイ中の声や

お客さんとお話している声も丸聞こえだ。

ここに入店して3ヶ月経つが

いまだに他の女の子を見たことがない。

ほとんど個室にいるし、

お出迎え、お見送りも

お客さん同士が鉢合わせしないように

わざわざ案内所にコールしているから

ほんとに居るのかと思うぐらいだ。

階段を3Fまで登り廊下の突き当たりの右手が

私の個室だ。

私の個室の特典は

他の部屋より若干広めでとなりは倉庫なので

壁から声が漏れる心配もない。

広めといっても6畳ぐらいの部屋で

ベッドと冷蔵庫、ロッカーぐらいだ。

奥にシャワー室が1畳分ぐらいしかない。

かなりの殺風景だ。

私にとって1番嬉しいのが

他の部屋は壁と天井にガラスが張ってあるが

この部屋は天井しかない。

プレイ中の自分が写ってるのは

恥ずかしいから天井だけなら

見なくて済むからありがたい。

希空は部屋に入るとカバンをロッカーに入れ、

着ていたワンピースを脱ぎ、

今日はドレス着よっかな?

それともナースもアリかな?

「あっ!コレコレ。

今日はコレ着てよ。」

そう言ってハンガーに掛かってる

セーラー服を手に取った。

スカートをはき

上を着て

スカーフを結ぶ。

我ながらまだ現役でも通用するな。

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