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クルマから降りた希空は20歳の菜々に

戻っていた。

菜々は自分の部屋に戻って行った。

部屋に入るなり

菜々はそのままベッドに倒れこみ

そのまま深い眠りについた。



菜々が次に目を覚ましたのは

次の日の夕方近くだった。

またまた、菜々は慌てて飛び起きた。

7時から高校時代からの友達の愛李(あいり)と

ご飯を食べに行く約束をすっかり忘れてた。

菜々は着ている服はそのままで

洗面所で一度綺麗に洗顔した後

メイクをし直した。

そのまま部屋を出て待ち合わせの

駅前の居酒屋に向かった。

愛李とは高校の同級生で

毎日のように

遊んだ。

愛李は卒業して菜々と同じ街にある

大学に通っている。

つまり愛李はまだ大学3年って事だから

講義とバイトがない日は

一緒にご飯を食べに行く事も多い。

愛李は菜々が風俗で働いてる事も

もちろん知っている。

なぜなら、

もともと愛李が働いていたお店に

菜々が行っているからだ。

居酒屋に入ると

愛李はすでに料理を注文して

待っててくれていた。