テキストサイズ

0874545

第3章 天使に触れた男

菜々は愛李が待つ

テーブルの前まで着て、

「ごめーん。さっきまで

爆睡してた。

料理頼んでくれてたんだ。

ありがとう。」

テーブルの上には

枝豆やフライドポテト、サラダに

お刺身に焼き鳥が

所狭しと並んでいた。

『もー、菜々遅い。

菜々はビールからだったね。

すいませーん。

生ビール1つに白ワイングラス1つ

くださーい。』

と店内の奥にいた店員さんに叫んで注文した。

飲みものが来て、

2人で乾杯した。

愛李は菜々に

『寝坊したって言ってたけど、

ゆうべは仕事忙しかったの?』

聞いた。

「昨日8時入りなのに朝電話かかってきて

6時入りにして言われた上に予約完売した。」

と答え、

『え〜、そりゃ大変だ。仕事は慣れた?』

「うん。なんとかね。

今月から出勤増やしたし。」

『そっかー、店長相変わらず

パソコンとにらめっこしてる?』

「そう。ほぼ毎回事務室行ったら

パソコン見てる。最近機嫌がいいから

イヤミを言われないよ。」

『なら良かったじゃん。

うちが居た時、毎日機嫌悪いから

そこら中のモノ壊してたから

あの時と比べたらいいじゃん。』

お店の話をしながら

お酒もどんどん進んでいった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ