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第3章 天使に触れた男

2人はどんどんお酒を飲み

いい感じで出来上がっていた。

そろそろお開きとなり

菜々は愛李に

「今日は〜

私のおごりだからね〜。

見てよこれ〜。」

そう言って菜々は

自分のお財布の中身を

愛李にみせた。

『ど〜したのよ〜。

こんな大金持ってぇ〜。』

「昨日店長が指名の週間ランキングが

3位になったってボーナスくれたぁ〜」

『いいなぁー。

うちももう1回働こうかな〜。』

「愛李は無理だよー。

だってぇー、

お客さんの事気持ち悪かったから

辞めたんでしょ?

ちゃんとしたバイトで稼いだ方が

いいでしょ?

それに…。」

『まぁー、菜々には天職みたいだし、

うちにはやっぱ無理かぁー。

地道にバイトしてがんばるか。』

「そうしよ。

じゃあ、帰ろー。」

そう言って居酒屋を出たあと

愛李と別れ

部屋に帰った。

菜々はフラフラになりながらも

なんとか部屋に帰ってきて、

シャワーを浴びてきて、

散々飲みまくったのに

またも冷蔵庫から

ビールを取り出して

飲んでいた。

シャワーを浴びたせいか

酔いも少しさめていた。

「そういえば、愛李は

どんなバイトしてたっけ?

まっいっか。

あさってのお昼ランチの

約束したし、

その時聞いちゃお。」

そう思いながら

ビールを3本空け

眠りについた。



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