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第3章 天使に触れた男

それを聞いた愛李は

『菜々の言ってる事わかるよ。

ウチもあの店辞めたのはね、

お客さんと付き合ってるの

店長にバレちゃったから

クビになったの。

付き合うならお店は辞めてからね。

あと、本番はバレなきゃ大丈夫。

部屋を真っ暗にしてて菜々が上なら

いきなり部屋あけられても

素股してると思うから。

これ内緒ね。

あと、1度本番しちゃったら

掲示板とかに流れるから

よっぽど信用してる人じゃなきゃ

本番しちゃダメだよ。』

愛李は的確なアドバイスをくれた。

「ありがとう愛李。

うん。ちゃんと考えて

答えるね。

でもさぁー、

愛李って

お店で本番しちゃたの?」

『そりゃ、かっこいい人で

エロい人ならやっちゃうかも。

あと、いまはお金くれたらしちゃう。

あっっ…。』

「やっぱり愛李なの?

沙織って…。

今日ね、

ここに来る前に掲示板見てたら

ある投稿があって、

キララは沙織だって。

別に言わなくてもよかったけど、

普通にバイトしてると思ってたから

ちょっとビックリしちゃった。」

『菜々には言おうとしたけど、

あの店辞めた理由言えなかったから

いまのお店の事も言いずらかった…。』

と愛李は申し訳なさそうに菜々に話した。

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