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第4章 飢えた野獣が目覚める時

「ううん。

たまたま波長が合ったみたい。

もし、帰ってきたら私らの

テーブルに通してくれますか?」

『りょーかい。

じゃあ、奥の席に座ってね。

菜々ちゃんはビールからな。

えっと、そちらのかわいいお嬢さんは

なに飲むかな?』

架純もビールを注文して、

店内の奥の席に座った。

座ると同時に

お父さんが2人のビールを

持ってきたついでに

おつまみの一品も置いていってくれた。

2人は乾杯をして

飲みながら話をした。

『菜々さん。店主のお父さんが

言ってたあのコって誰ですか?』

「あぁ、私の高校からの同級生。

あのコ気さくだから遠慮しなくて

良いよ。それにそのコの紹介で

いまのお店に入ったから、

仕事の相談しても

適切なアドバイスくれると

思うよ。」

菜々は簡単に愛李の事を説明をした。

テーブルにはいつの間にか

お父さんがどんどん料理を

持ってきてくれて、

テーブルが一杯になっていた。

架純も最初は

ここの雰囲気に圧倒されてたが

いつの間にか馴染んでいった。

お酒と料理をどんどん進めて

いったら、2人とも

軽く出来上がっていた。

架純は菜々にこんな時だから

聞いてもマズくないだろうと

思い、菜々に質問をした。

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