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第4章 飢えた野獣が目覚める時

そんな話をしつつ、

菜々と架純はかなり

出来上がったが

愛李は結局最後まで

来なかったので

2人は千鳥足になりながら

タクシーに乗って帰った。

次の日の朝、

愛李から

『ごめん。潰れて近くのビジネスに

泊まってた。こんど埋め合わせするから。』

とメールがきていた。

それから10日ぐらいたったある日の

出勤日の事、

いつものように希空は仕事をしていた。

いつものように次のお客さんの

準備をして

お出迎えをしに部屋から

1階のカーテン前に立って待っていると

そこに現れたのは

トシヤだった。

希空はなぜトシヤが居るのか

いるのかまったくわかんなかった。

副店長に怪しまれると

ややこしくなると思ったので、

とりあえず、トシヤを

部屋に連れて行く事にした。

部屋に着いてトシヤがなぜ

ここに戻ってきたのか聞いた。

するとトシヤは

『希空ちゃんに教えてもらった

ように嫁さんの事を大事に

しようと思って頑張ってみたけど、

なかなか上手くいかなくて

気づいたら、ここに入って

希空ちゃんを指名したんだよ。

希空ちゃんどうすればいいと

思う?』

そう言ってトシヤは

頭を抱えていた。

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