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菜々を部屋に上げると

男の部屋がはじめてなのか

キョロキョロを見渡していた。

掃除した甲斐があったなと

ヒデは満足感に浸っていた。

夕方になり

菜々がカレーを作ってくれた。

それを食べて

菜々に美味しいよ。って褒めた。

毎日お手伝いしているみたいだから

料理も得意みたい。

菜々がお嫁さんなら良いなぁと

ヒデは本気で考えていた。

その後は、

テレビを見ながら話をしていて

お待ちかねの映画を見る事にした。

何回も観ているのに毎回初めて

観るぐらいの衝撃を喰らい、

毎回同じところで涙する。

なんでだろうね。

時間も遅くなり

残りは明日観る事にして

菜々にお風呂を勧め、

その間オレは菜々の課題を見て、

直さなきゃいけないトコを

チェックしながら、

菜々がお風呂から出るのを待った。

しかし、

女の子のお風呂は

長いと聞いていたが

ほんとに長いな。

軽く半時間ぐらいは経っていた。

ヒデは仕方なくテレビを

観て菜々が出てくるのを

待った。

それから20分後、

ようやく菜々がお風呂から

上がってきた。

やっとか〜と思いながら

ヒデはお風呂に向かった。